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今度は至仏山

昨日が至仏山の山開きです。さっそく梅雨の晴れ間を狙って行ってきました。

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途中で尾瀬ヶ原を見渡せる場所に出ます。このあたりでも窪地などではまだ雪が残っています。薄日の差す山歩きにはいい天気です。

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オヤマ沢田代の上あたりはまだまだ雪がたくさんあります。でも雪が溶けたところから高山植物は咲き出すので、こんな時はまだ春先の植物なんかも見られるいいシーズンです。しかし、ここから上はほとんど霧の中でほとんど景色は見えませんでした。Dscn5310

雪が溶けたあたりでは高山植物のお花畑が広がっています。黄色はシナノキンバイ、白はハクサンイチゲ、赤(ピンク)はイワカガミやハクサンコザクラです。

では、まずはスミレから。

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今回の目的は、このミヤマキスミレを探すことでした。三枚の葉が輪生するのが特徴のオオバキスミレの変種です。高山タイプのため花茎が赤っぽくなったり、葉も小さめになります。亜高山の稜線脇などのちょっと湿ったところにあります。
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こっちはちょっとオオバキスミレっぽいミヤマキスミレです。湿地にあったもので葉は輪生していますが葉は大きめです。周りにはもう花が終わったものが多く、場所によっては花が残っていませんでした。咲いているのが今シーズンの最後の花のようです。今まで、こんなピンポイントで山開きを狙ったことは無かったので見られなかった花です。
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山頂付近の乾燥した稜線では石の陰や窪地にジョウエツキバナノコマノツメが沢山咲いていました。いつも来るのは7月中頃だったので残り花しかなく、こんな花盛りは初めてです。蛇紋岩の影響で葉が厚くなり、葉に毛がほとんど無いのが特徴です。
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稜線でも、湿ったところではキバナノコマノツメが咲いています。こちらは葉に細かい毛がたくさん生えています。今までは稜線の蔭しか残っていなかったので全てジョウエツにしていましたが、これだけたくさんあるとしっかり区別がつけられることが分かりました。ちゃんと住み分けもしています。
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登山道の途中には、アカフタチツボスミレが咲いています。これも今まで葉しか見ていませんでした。
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あとはニョイスミレくらいしかありません。ミヤマツボもあるかと思ったのですが、見つかりませんでした。

次は、似たものを並べてみます。

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亜高山の定番と行ってもいいくらい、どこでも見かけるミツバオウレンです。そこら中で咲いていました。

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それに対して、雪田にあったのはミツバノバイカオウレンです。小葉は3枚でちょっと厚め、花は花弁が幅広でバイカオウレンに似ています。
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続いてはダイモンジソウですが、ここは亜高山のためミヤマダイモンジソウにしておきます。花弁が短いのとおしべが長いのが特徴ですが、学名的には同じなので、種としては区別されていません。
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さらに、葉の裏が赤いタイプが有りウラベニダイモンジソウと言います。葉の表側もちょっと赤みが差したり、全体的に赤くなっているものも見つかります。
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こっちは、一般的なキバナイカリソウです。亜高山に有り、花は薄い黄色(クリーム色)で葉の縁が赤くなりトゲトゲが生えているのも特徴です。
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至仏山の蛇紋岩地には、トゲトゲの無くなったクモイイカリソウが混ざっています。葉の縁にとげが無いのが区別点とされています。葉の縁が赤くならない傾向は強いみたいですが、それで見分けている人もいるようです。
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ハクサンコザクラ他の所でもよく見かけるものです。花が大きくて株も大きめです。至仏山では主に雪田湿原に生えています。Dscn5327
こっちはユキワリソウです。花の色も薄めで花も株も小さいです。生えている場所も雪田湿原も生えますが、どちらかというと岩場や登山道の境目などの他の植物があまり生えないところにあります。葉の裏が白色(黄色)の粉で覆われているのが一番の区別点です。Dscn5390
至仏山の花というと一番よく出てくるのがエーデルワイスの近縁種のホソバヒナウスユキソウです。ウスユキソウは、葉の白い綿毛が雪が積もっているようだと言うことで名付けられたもので、ヒナウスユキソウ(ミヤマウスユキソウ)の葉が細い変種です。
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こっちはミネウスユキソウで、ウスユキソウの変種です。葉が少し幅広いこととが特徴です。

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ヨツバシオガマはひょろっと伸びます。どちらかというと草原性です。
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タカネシオガマはずんぐりしてます。回りがホソバヒナウスユキソウで蛇紋岩の礫地に生えています。

亜高山系のツツジの仲間はなかなか難しいです。

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これは、山地にもあるベニサラサドウダンです。釣り鐘型の花が房になって垂れ下がって咲きます。

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ガクウラジロヨウラクは、ウラジロヨウラクの中でガクがとっても目立つものを言います。
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林の中の根元に咲くアオジクスノキ(ヒメウスノキ)は咲いていてもあまり目立ちません。花と葉がほぼ同時か花の方が先に出ます。
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クロウスゴだと思うんですが、葉が先に出て枝の先に壺型の花を下向きに咲かせます。黒(紫色)の実が出来ます。
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オオバスノキ(スノキ)も紫色の実がなります。日本海側に生えるウスノキは赤い実がなり、花の感じもとっても似ています。


最後は至仏山の花の紹介を・・・。

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オゼソウはムーミンに出てくるニョロニョロみたいな花です。名前で憧れる人もいますが、花はとっても目立たない小さな花です。雪どけ後に一面に出たりすると少しは目立ちます。
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チシマアマナも見つけました。花期は短いので今まで気がつかなかった花の一つです。
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イワカガミはどこでも有りますが花盛りでした。
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イワナシも花盛りでした。

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