最近のトラックバック

ホームページ

« 2015年7月 | トップページ | 2015年9月 »

2015年8月

「大地の芸術祭」、つまりトリエンナーレ②

妻有二日目はガイドブックを元に面白そうな所や新作を中心に廻ってきました。まずは十日町の大通りから10kmほど入った飛渡地区へ向かいます。

Dscn6347

山の中に開かれた田園地帯を抜けて集落に入ると、この地方特有のかまぼこ型倉庫には様々な顔が描かれています。かまぼこ型倉庫が農村集落ではそのままかまぼこフェイスに、ローカル線の駅では電車で旅をする絵本の世界を再現した作品にと様々に変化しています。この辺が地方文化とアートの祭典らしい所です。

Dscn6337
こんな山奥の農村地帯は当然のように限界集落になり、廃村の地域が出ています。そんな捨てられた農家の建物がアートに利用されます。外見はそのまま今にも壊れそうな建物ですが…。
Dscn6334
中に入ると、壊れた陶器の修復に用いられる金継ぎの技法を家屋に活用し、家の傷やひび割れ、地震によって出来た隙間などに金継ぎを施して「人を入れる器」を再生してあります。全部金張りだと秀吉になっちゃいますが、これだとわびさびの世界です。

会場の外では村人たちが食べ物を持ち寄り集会を開いています。芸術祭が村の交流や観光にも役立ち、ほかの地域の人たちも巻き込んでいます。
Dscn6339

小学校も廃校になります。そこはアートで再生!。校庭には車田を再生して、6年経つそうです。そのとき植えたクヌギも大きく育ってきています。最近はコンバインが普及して少なくなりましたが、今は少なくなりましたが、新潟の田んぼの畦には稲を懸けておくための林(稲架…はざ…)がありました。そんなことを意識しての物です。
Dscn6341
中には、集会兼体育館代わりの部屋には大きな樹皮を集めた作品が。
Dscn6343
各教室には、元々学校や地域で使われていた物を白いチューブで繋いだものがまるで走り回っているように配置されています。白はこの地域の雪の色でもあり、教室ではチョークの白みたいな感じでしょうか、またまた純真無垢な子供たち?…。

次は、30分ほど車で移動して、松代のさらに奥の星峠まで。ここは「日本一の棚田」とも言われる所で山の斜面が棚田として利用されています。展望台も有り斜面に広がる棚田地帯が一望できます。
Dscn6381

でも、暮らすには大変でほとんど限界集落になりつつありこの風景を保つのにも大変なんじゃないかと思います。
Dscn6366

なかなか綺麗な建物ですが、これももう住まなくなり捨てられた家をアートで再生させたものです。ここは宿泊も可能で、宿泊者がいるときは非公開になるようです。
Dscn6359
中は、2年間かけて壁や柱を彫刻刀でひたすら削った「脱皮する家」です。遠目では分かりにくいですが、手前の柱のような彫刻刀の削り跡ですべでが覆われています。
Dscn6358
柱や壁だけでなくて、ちゃぶ台や履き物までもが削られています。
Dscn6363_2
昔は囲炉裏があったりカイコを育てていたりしたであろう農家の建物で、天井も構造がはっきりわかります。この天井の上の方の木材まですべて削られているのにはびっくりです。

近くには空き家に金属を吹き付けたコロッケハウスもあります。
Dscn6378
別の空き家では、二階の部屋が障子を利用した半透明フィルターに描いた絵が風景と重なって見える作品になっています。こっちは泊まれませんが、普通に暮らせそうです。一階には地元で集めた廃油でつくった石けんで作品が飾られていました。

Dscn6394
2kmほど麓の集落には昨年廃校になった小学校が都市と地域の交歓のための新しい学校として再生されています。ここは活動拠点施設としてみんなが集まる施設でアート作品も飾られています。
Dscn6392

中扉は木を貼り付けみんなで彫刻をして棚田を削り出しています。今でも作成中の場所(参加も可能)もあります。


次は松之山です。

Dscn6395_2
ここの拠点は里山博物館「森の学校」キョロロです。全面ゴールデン鋼でつくられた独特の形状の自然観察館が芸術作品の一つです。松之山と言えば知る人ぞ知るアカショウビンの生息地で、その鳴き声から「キョロロ」と言う名前が来ています。

Dscn6396

入り口では変な動物がお出迎えです。前回はでっかい虫だったっけな。
Dscn6397
ここは新作も沢山あります。ドラゴンの標本も。
Dscn6400
ツチノコやカッパまであります。
Dscn6404
建物の左端の塔は上まで登れますが、真っ暗な螺旋階段でうっすらLEDがはめ込まれているだけです。
Dscn6405
上からは足下に景色が広がります。駐車場は波紋を表現しているそうですが、ここから見ないとそれはわかりません。エレベーターもないのでちょっと大変です。
Dscn6407
裏の林の中にも隠れるようにアートが飾られています。

そろそろ時間がなくなってきました。あとは帰り道で気になっていた場所に寄っていきます。
Dscn6410

道路脇に巨大な建造物があります。「土石流のモニュメント」は3年前の長野県北部地震で起きた土石流跡を黄色い230本のホールで表現したものです。土日には展望台まで行って上から眺めることも来ます。上での説明はアートではなくて土木建築についてというのもちょっと不思議です。

Dscn6411

とは言っても、本来の土木工事で出来た砂防ダムの方が存在感大です。奥の土が出てている斜面が崩れ、今でも地盤が弱いため応急処置的につくられた鉄板を円形に差し込み土を盛った巨大な砂防ダム自体が現代アートのようです。自然・文明・人間の関わりこそがアートと言う考えを表す物の一つです。


Dscn6415
小さな公園に設置された「たくさんの失われた窓のために」は、この芸術祭の代表作としていろいろなところで紹介されている物です。里山の何の変哲もない風景が、風に揺れる白いカーテンのかかる大きな窓から眺めることで全く違った風景に変わる。

自然の風景にそぐわない物が加わり新たな価値が生まれる現代アートらしい作品です。

最後に今年新たに加わった展示スペースの「清津倉庫美術館」です。
Dscn6418
ここも見てわかるとおりの廃校になった小学校です。6年前に廃校になった清津峡小学校の体育館が美術館に変身しました。
Dscn6421
体育館の中には、こんな風に作品が飾られています。

Dscn6425
校舎へ続く階段にも、当時の写真や地域の人々、道具などが並べられています。
Dscn6428
校舎は「きよつや」というワークショップとして活用されています。清津峡にビー玉を流して…、地域文化…などをそれぞれのテーブルに展示していました。映り込んでしまった白い服の3人組はもしかして三つ子コーデってやつか?。









「大地の芸術祭」、つまりトリエンナーレ①

 「大地の芸術祭」に行ってきました。正式には「越後妻有トリエンナーレ2015」になります。トリエンナーレは3年に一度開かれる現代アートの祭典で、代表的なものとして瀬戸内、横浜、越後妻有が一年ごとに開催されています。瀬戸内は島、横浜は都会、妻有は農村、と言う位置づけかなと思います。この成功が元で、最近は経済効果があると言うことでいろいろな所で行われるようになりました。

2000年から始まり今回が6回目です。とは言っても見に行くようになったのは前回からです。ここはあまりにも広い範囲に約380作品が散らばっているので完全制覇は大変です。ただ、ずっと展示されているものも多く、新作は約180程度です。その辺かほぼ新作のヨコトリ(横浜トリエンナーレ)とは違う所です。お盆に一度廻りましたが、そのときのを合わせて二回に分けて紹介します。

Dscn6258
「大地の芸術祭」の中心施設は十日町にある、越後妻有里山現代美術館「キナーレ」です。中庭にある蓬莱山は新作で、ほかは変わっていません。まあ、個人的にはほかの作品はあまり魅力的では無い(友人も同意見)ので、バスポートとガイドブックを購入してアートツアーのスタートです。
Dscn6261
まずは、「うぶすなの家」にお昼を食べに行きました。ここは空き家になった藁葺き屋根の民家を現代アートの美術館として再生した場所です。

Dscn6267
竈は織部焼きに作り替えられています。
Dscn6262
各部屋は焼き物を中心にいろいろ飾られています。2回も茶室仕立てになっています。
Dscn6272
食事は地元の食材を使った妻有ポークや蕗味噌などの山菜料理、漬け物などの地元の料理です。
Dscn6274
次は近くの「もぐらの館」です。廃校になった小学校の中が数人の芸術家が協力して作成した土を素材とした作品で飾られています。素材とコンセプトがしっかりしているので見応えがあります。
Dscn6282
階段はモグラの通路のように独特の模様で飾られていたり、土で造られオブジェで一杯です。
Dscn6284
教室の中は土壌のモノリス(地層標本)を並べていたりと部屋ごとに土を使った違う展示がされています。

Dscn6289
次のポイントに移動する途中で今年の新作に立ち寄ります。台湾の有名絵本作家の作品が田舎の駅に再現されています。新潟特有のかまぼこ形倉庫が現代アートに変身です。
Dscn6292
中は、絵本が再現され、映像でも紹介され、これが新作絵本として発売されています。ほかの駅にはもう一つ作品が展示されているようですが、そっちまでは廻り切れません。

Dscn6348
十日町とともにもう一つの拠点となっている松代の雪国農耕文化センター「農舞台」へ到着です。
Dscn6310
この部屋は新作です。部屋全体を沢山の芸術家たちが協力して芸術空間を作っています。統一感という点ではいまいちの感もありますが、このカオス的な空間もなかなか興味深いです。室内や屋外には今まで作品を中心に新作を含めていろいろ飾られていました。

Dscn6313_2
「農舞台」からは代表作の一つ「棚田」が見られます。棚田の風景と農耕作業を表現した原色のオブジェと農作業を表現した文章が重なり合い一つの世界を形作ります。のこのあたりの山の中にも沢山のアートが散在していますがあまりにも暑くてそれを見て回る気にはなりませんでした。同じ人が造った新作もあったら亥のですが時間があったらもう一度行ってみようかなぁ。

Dscn6314

駅前には、水玉模様と原色使いのオブジェがありますが、一目でわかる草間作品「花咲ける妻有」も見所の一つです。

Dscn6295
隣にあった松代郷土資料館はこの地にあった築150年前の農家を移築した物ですが、この中には新作がありました。
Dscn6297

今回のお気に入りの一つです。「京につながる越後妻有郷」でこの地の織物と京都の関係を建物の中にちりばめてあります。その一つで大広間がこんな部屋に変身していました。
Dscn6315
初日の最後は、「ドクターハウス」で、昔病院だった建物と中にあった物を使ッたインスタレーションです。ガイドブックの写真に惹かれて行って見ましたが、個人的にはいまいちでした。建物一つを利用した作品は前回いくつか廻りましたが、なかなかいいできだったのですが、病院というシチュエーションも残されていた医療機器もどちらも有効利用されていない気がしました。

二日目の様子は次回…。

草津音楽祭

土曜日に、草津の音楽祭に行ってきました。今週は音楽関係が多いです。第36回の草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバルです。今年のテーマは「1815年ウイーン・ビーダーマイヤー時代、1915年ドビッシーと20世紀の音楽」でした。16日(日)~30日(日)のちょうど真ん中あたりです。

Dscn6324
会場は草津音楽の森国際コンサートホール。30分前に開場します。とりあえずは、抹茶のサービスを受けながら開演時間を待ちます。

Dscn6325

街中コンサートをやっている団体の方達が、いつもホルンの演奏をしてくれます。これが終わるとそろそろ開演時間です。

演目は、前半は遠山慶子さんのピアノとヒンク氏のバイオリン、ヴォルガ氏のチェロによるドビュッシー作曲の室内楽(ヴァイオリンソナタとチェロソナタ、ピアノ独奏)でした。今回ちょっとびっくりしたのは楽譜が電子化されてモバイルの楽譜を足でコントローラーを操作してページをめくっていたことでした。(演奏中は撮れないので終わったあとの休憩)Dscn6326
後半は、ベートーベンの七重奏曲(ヴァイオリン、、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ホルン、クラリネット、チューバ)でした。
Dscn6327

今年も、天皇皇后両陛下が聞きに来られるそうですが、その日のチケットはだいたい取れません。道路で手を振ったのが一、二度です。





さようなら、渋公

昨日は、渋谷公会堂のコンサートに行ってきました。一時期「C.C.Lemonホール」だったこともありましたが、10月には閉館し立て替えになるのでこれが最後の渋公です。改めて見ると、造りも見た目も古さが目立ちます。

Dscn6317
まだ開演までには30分以上有ります。毎年8月20日はここで彼女のコンサートに来ています。13年前に初めてここでライブをして、翌年は厚生年金会館、翌々年はZeppでした。Zeppから来始めて(聞き始めたのは前の年です)、それからずっとですから10年間通っています。それも今年で最後です。来年はどこになるんだろう。

Dscn6318
さすがに、本チャンは撮れないので終わったあとに撮りました。オープニング曲とエンディング曲は、この日にしか歌わない特別な曲です。この曲を聴くために来ているのもあります。10年前に、彼女と似た環境になった時にこの曲を聴いて涙したのをきっかけにファンになり、チケットを撮るためにファンクラブにも入り、他のライブにも来るようになりました。今回はほとんどが5年以上前の曲ばかりです。本チャンの最後は一人I WiSHだし。アンコールで初めて新曲と未公開アルバム曲でした。アルバムが発売されるとツアーはやるみたいです。未だにインディーズなので、なかなか田舎にはやってきません(ρ_;)。

Dscn6321

最後の記念にライトのついた渋公を撮りました。鈍行で帰ると家に着く頃は翌日なのであまりのんびり出来ません。おまけに最近は人身や故障が多いし・・・。

地味な一蘭

どうもここ何日か蘭ばかり見ます。まとめて…。

Dscn6201
葉に特徴があるので、春先に見つけておいて花の時期に見に行きました。100株以上群生していたのですが、なぜか見つかりません。地面には薄く表土を剥いだような跡が…。周りの様子を見るとどうもイノシシが荒らしたようです。何か気に入ったのか、このアオフタバランだけを見つけて食べ尽くしたようです。かろうじて一株咲いているのを見つけましたが、来年どうなることやら…。

Dscn6214
こちらも一面に生えていたジンバイソウです。葉も花も緑色で目立たないのですが、一面に群生しているところもあります。ただ、暑かったのと虫が多かったのと場所がよくわからなかったので花が咲き始めているのを確認しただけになってしまいました。

Dscn6193

ばっちり花盛りだったのはハクウンランでした。ここにあることはわかっているのですが、花が咲いているときにしか見つけることができません。

Dscn6211

ミヤマウズラはあとちょっとですね。これはたくさんあるはずなのですが、まだ花茎が立っているのも数少ないです。

Dscn6222

別の場所のミズトンボです。雨が少ないためか環境が変わったのか、今まで見ていた場所は乾燥化が進んだためにたくさんあった株は一株も無くなってしまいました。別の場所にはまだ沢山あったので一安心ですが、遊歩道も整備されたりしているのでこれ以上環境が変わらないでいてほしいです。

ここからが今日です。

Dscn6248
目的はこれでした。何度かこの場所で見たことがあったので確認に行ってみました。でもなかなか見つからず二株だけかろうじて探し出しました。ミヤマモジズリですか、よく見かけるモジズリ「ネジバナ)とは印象が全く違います。

Dscn6249

拡大するとこんな感じです。

Dscn6240_2

意外だったのはホザキイチヨウランです。今までは初夏に見かけていたことが多かったのでの季節は想定していませんでした。

Dscn6246

こっちも拡大です。きちんと一つ一つが蘭の花です。Dscn6233

これなんだろう?。トンボソウかな。美鈴さんを探していたのでこんなのに気がついちゃいましたが、後でしっかり確認しなくちゃ。
Dscn6251

拡大するとこんな感じです。ちょっとトンボソウとは違うような気がするんだけど…。

« 2015年7月 | トップページ | 2015年9月 »

2020年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

アメフらんど NEO

無料ブログはココログ